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SQUID) 超伝導状態で作動する量子効果に基づく磁気検出素子であり、微弱な磁場を測定するのに使用される。液体ヘリウム温度で作動する低温超伝導SQUIDと液体窒素温度で作動する高温超伝導SQUIDがある。[参照元へ戻る] ◆テスラ(T) 磁場(磁束密度)の単位。科学者ニコラ・テスラにちなむ。テスラの千分の一がmT(ミリテスラ)、百万分の一がµT(マイクロテスラ)、十億分の一がnT(ナノテスラ)。日本近辺の現在の地球磁場は50 µT(マイクロテスラ)弱である。医療に用いられるMRIでは1T以上の強磁場が使用される場合が多い。[参照元へ戻る] ◆小口径型超伝導岩石磁力計 岩石の磁性は弱いため、SQUIDセンサーを用いた超伝導岩石磁力計によって分析する。現在、世界で使用されている超伝導岩石磁力計のほとんどは1インチ径の岩石試料など比較的大きな試料の測定に適している。ロチェスター大学の保有する小口径型超伝導岩石磁力計の測定空間は直径6.4 mmで検出コイルと試料の距離が近いために、ジルコン結晶など直径1 mm以下の微少試料を高感度で測定できる。[参照元へ戻る] ◆自然残留磁化 地層や岩石に含まれる磁性鉱物は堆積時や岩石冷却時の地球磁場を記録している。これが自然残留磁化である。火成岩の場合は、その中に含まれる磁性鉱物がキュリー温度以下(例えば磁鉄鉱Fe3O4の場合は585 ℃)になると、その時の地球磁場の方向が自然残留磁化として記録される。実際に磁場が記録される温度は、キュリー温度よりも低く、その温度は磁性鉱物の粒子サイズによって異なる。より高温で記録される自然残留磁化が長期的に安定であり、後の加熱による変成作用などの影響を受けにくい。[参照元へ戻る] ◆絶対古地磁気強度 地質試料(主に火山岩)や考古遺物など、地球磁場中で試料(磁性鉱物)が冷却する過程で獲得した磁化の強度を分析して推定した過去の地球磁場強度。基本原理としては実験室無磁場中において一定温度で試料を加熱して失われた磁化を調べ、その後に実験室磁場中において同一温度で加熱して得られた磁化を調べる。磁場強度と得られた磁化の比例関係を仮定して、消失磁化と獲得磁化の比率から過去の地球磁場強度を推定する。地質学的時間単位で見ると地球磁場強度は大きく変動した。[参照元へ戻る] ◆ウラン・鉛年代推定法 ウラン・鉛年代測定法は天然の放射性物質であるウランが崩壊して最終的に鉛に変化することを利用して、試料がどのくらい昔に形成されたかを推定する手法である。ウランの量が半分になる時間(半減期)は同位体によって決まっている。半減期が特に長いのは、ウラン238(約45億年)と、ウラン235(約7億年)で、ウラン238は鉛206に変化し、ウラン235は鉛207に変化する。例えばジルコンは結晶ができるときにウランを選択的に取り込むが、鉛はほとんど取り込まないので、上記4種類の同位体を分析することで年代推定を行うことができる。[参照元へ戻る] お問い合わせお問い合わせフォーム 産総研について アクセス 調達情報 研究成果検索 採用情報 報道・マスコミの方へ メディアライブラリー お問い合わせ English ニュース お知らせ一覧 研究成果一覧 イベント一覧 受賞一覧 研究者の方へ はじめての方へ 研究成果検索 研究情報データベース お問い合わせ 採用情報 ビジネスの方へ はじめての方へ 研究成果検索 事例紹介 協業・提携のご案内 お問い合わせ AIST Solutions 一般の方へ はじめての方へ イベント情報 スペシャルコンテンツ 採用情報 お問い合わせ 記事検索 産総研マガジンとは 公式SNS @AIST_JP 産総研チャンネル 公式SNS @AIST_JP 産総研 チャンネル サイトマップ このサイトについて プライバシーポリシー 個人情報保護の推進 国立研究開発法人産業技術総合研究所 Copyright © National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) (Japan Corporate Number 7010005005425). 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