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Nobu, Taro Q.P. Noguchi, Masahito Yamauchi, Masayoshi Yamada *両著者はこの研究の共同責任著者 用語の説明 ◆高濃度有機性廃水 特に化学工場や食品工場などで排出され、主に高濃度の有機物が含まれる廃水。有機物濃度が高く、難分解性物質が含まれることも多いため、環境負荷低減のためにも適切な処理が必要となる。[参照元へ戻る] ◆上昇流嫌気性スラッジブランケット 上昇流嫌気性スラッジブランケット(Upflow anaerobic sludge blanket)反応器は廃水処理システムの一種であり、反応器内に高濃度の微生物集塊(汚泥顆粒)を保持させ、下部から廃水を上昇流で処理することで、有機物をメタンと二酸化炭素まで分解し、エネルギーとしてメタンガスを回収できる技術。[参照元へ戻る] ◆ショットガンメタゲノム解析 環境中の複合微生物から抽出したDNAを断片化し、網羅的に解読することで、複合微生物の生態や機能を解析すること。[参照元へ戻る] ◆嫌気性共生細菌 無酸素環境下において、テレフタル酸や安息香酸といった芳香族化合物や、プロピオン酸や酪酸といった揮発性有機酸を分解する微生物。これらの化合物の分解反応は水素濃度が高い環境では進行しないが、メタン生成アーキアなどの水素利用性微生物が共存することで水素が速やかに除去され、低水素濃度環境が保たれることで分解が可能となるため、嫌気性廃水処理プロセスにおける有機物分解とメタンガス生産にとって、嫌気性共生細菌とメタン生成アーキアとの共生関係が重要となる。[参照元へ戻る] ◆バイオ戦略 内閣府の統合イノベーション戦略推進会議により取りまとめられている、我が国におけるバイオエコノミーの推進に関する方針で、『「2030年に世界最先端のバイオエコノミー社会を実現すること」を目標に、持続可能性、循環型社会、健康(ウェルネス)をキーワードに産業界、大学、自治体などの参画も得て推進しているイノベーション戦略(内閣府ウェブサイトより引用)』である。[参照元へ戻る] ◆バイオエコノミー バイオテクノロジーや再生可能な生物資源などを利活用し、持続的で、再生可能性のある循環型の経済社会を拡大させる概念を指す(内閣府ウェブサイトより引用)。経済協力開発機構(OECD)が2009年に発表した報告書「The Bioeconomy to 2030: designing a policy agenda」によりその概念が広まり、我が国におけるバイオ戦略の策定にもつながった。[参照元へ戻る] ◆メタン生成アーキア 無酸素環境下において、水素・二酸化炭素、メタノール、酢酸などからメタンガスを生産可能な微生物。嫌気性廃水処理に必要不可欠な微生物である。[参照元へ戻る] お問い合わせお問い合わせフォーム 産総研について アクセス 調達情報 研究成果検索 採用情報 報道・マスコミの方へ メディアライブラリー お問い合わせ English ニュース お知らせ一覧 研究成果一覧 イベント一覧 受賞一覧 研究者の方へ はじめての方へ 研究成果検索 研究情報データベース お問い合わせ 採用情報 ビジネスの方へ はじめての方へ 研究成果検索 事例紹介 協業・提携のご案内 お問い合わせ AIST Solutions 一般の方へ はじめての方へ イベント情報 スペシャルコンテンツ 採用情報 お問い合わせ 記事検索 産総研マガジンとは 公式SNS @AIST_JP 産総研チャンネル 公式SNS @AIST_JP 産総研 チャンネル サイトマップ このサイトについて プライバシーポリシー 個人情報保護の推進 国立研究開発法人産業技術総合研究所 Copyright © National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) (Japan Corporate Number 7010005005425). 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