BeeBet(ビーベット)の出金方法,限度額,手数料を解説

<ウェブサイト名>

<現在の時刻>

出典: 標準

シリーズ第2弾 教科書の内容はこんなにおもろいんか! 滋賀県湖南市立甲西北中学校山口 朋久 山口 朋久 先生 関西大学外国語教育学研究科修士課程修了。中学校卒業まで最下位の成績をとっていた経緯から、「基礎・基本の徹底」「学習方略」「多読」「自己調整学習」を自らが経験実践する。「だれ一人見捨てない」を概念とした授業づくりを県内の公立中学校で行い、その実践事例を各研究会や大学で講師経験を数多く務める。近江聖人、中江藤樹の人間としての“徳を高める生き方(人間学)”から教育の根底を学ぶ。 1年生Unit 9 “Think Globally, Act Locally”は難しそうな内容ですが、どうしたらおもろいものにできるか。fun(単なる楽しさ)でなく、interesting(興味あるおもしろさ)への実践例を紹介します。 前回のエッセイはこちら。 1 最後の産出活動を考える  タイトルThink Globally, Act Locallyで指導時期(1年生の12月頃)にどんな産出活動(【評価発問(evaluative questions)】テキストに書かれた内容に対する読み手の考えや態度を表明させる)ができるかを最初に考えます。地球環境や課題を学び、「身の回りのものをどう大切にしていくか」を最後の産出活動として設定しました。産出活動で生徒がどのような内容を英語で話したり、書いたりできるかを想像します。(end productとも言います。)その内容があふれるばかりに浮かんでくると、産出可能な活動だと考えることができます。 2 ストーリー・スライドを用いて概要理解をする  本文の概要を理解させるには、デジタル教科書に付属されているストーリー・スライド(絵や写真)を用いて、生徒と英語でのやり取り(オーラルインターラクション)をしながら行うと、その内容に関しての背景知識が豊かになり、母語を介さなくても英語で概要を理解させることができます。やり取りが終われば、5問程度の英語で発問し、答えは英語で選択肢の中から選ぶようにします。この質問は【事実発問(fact-finding questions)】と言われ、文字や絵の中に書かれてある情報を読み取るものです。 1年生P.89での例 ① Who is Lily Smith? 1 Meg’s mother. 2 Meg’s grandmother. 3 Meg’s friend. 4 Meg’s cousin. ② What does she do? / What is her job? 1 A doctor. 2 A teacher. 3 A nurse. 4 A pottery. ③ Where is she working now? 1 In Asia. 2 In Africa. 3 In Japan. 4 In South America. ④ What does she do there? 1 She teaches English. 2 She cooks lunch. 3 She helps sick people. 4 She sings with children. 3 推論発問でより深い学びへとつなげる  【推論発問(inferential questions)】は教科書に書かれていない内容をテキスト情報と生徒の背景知識から推測させる発問を言います。生徒から異なった考え方を引き出す特徴があることやテキスト情報を読む生徒の動機を高める、さらに生徒の読みを深く豊かにする、生徒同士の協同学習を促すなどといった、読解指導における様々な可能性があると考えられています。推論発問で深い学びをした生徒は、読解後に行う評価発問やストーリー・リテリングにもより豊かな内容で表現することが可能になります。より豊かな産出活動になるために実際に行った推論発問でのやり取りを紹介します。 1年生 Unit 9 Think Globally, Act Locally P.89 Story 1  Look at this picture. This is Lily Smith. She’s my cousin. She works as a doctor in ①different countries. She always wants to help ②people in need. Now ③she’s working at a small hospital in Kenya. She helps sick people there every day. It’s sometimes ④difficult, but she tries to do her best. ⑤I want to be like her. I’m not sure about my future job, but I want to help others, too. ① なぜここはmanyでなく、differentが使われたのだろう。 ・いろいろな言い方を学ぶため ・単に多い国でなく、いろいろな国と意識させたかったから ・manyは単に国の数の多さ、differentは様々な地域をイメージできるから ② people in needとはどのような人のことでしょうか。 ・貧しい国の人たち ・アフリカやアジアの人たち ・戦争をしている国の人たち ・自分たちだけで、課題が解決できない人たち ・ほかの人たち(国)に支援を頼む必要がある人たち ③ she worksではなく、どうしてshe’s workingと、現在進行形が使われているのでしょうか。 ・あちこちに行っていて、今現在はケニアで仕事をしていると言いたかったから ・これからも(意志未来)その病院で働こうとしているから ④ どんな難しさが予想できるでしょうか。(解答多数) ・病院がどの町にもないから ・医者や看護師の数が足りず、自分一人では何もできないから ・病院の機械が十分そろっていないから(医療器具の不十分さ) ・患者の数が多すぎて、見切れない ・病院が不衛生だから ・患者を治療しても、栄養失調などで死んでいくから ⑤ 彼女のどのような部分にあこがれ、そうなりたいと言っているのはなぜでしょうか。 ・いつも一生懸命に働く姿が格好いいから ・困っている人を助けようとしているから ・困っているところに行って、人を助けようとしているから ・医者として、本当の助けの必要な人を助けようとしているから ・十分な設備がない所でも、懸命に働いているから ・言葉も通じないところでも、がんばっているところ P.90 Story 2 Meg: ① I want to listen to the presentation on the main stage. Kaito: Me, too, ② but can we go there later? Meg: ③ Why?  ④ What do you want to do now? Kaito: I want to ⑤ try some ethnic food over there. Meg: ⑥ Oh, but many people are waiting in line. We need to get to the stage. I don’t want to be late for the presentation. Kaito: ⑦I understand. Let’s go to the stage first. ① 1行目のメグの言葉の意味は何があるか。 ・発表を絶対に聞いてみたい ・早く発表を聞きたいなあ ・海斗にこちらを優先していくよと言っている ② 2行目の海斗のセリフはどのように音読しますか。 ・もじもじしながら ・メグに気をつかいながら ・発表を早く聞きたがるメグを説得しようと思って ③ 3行目メグの言うWhy?の意味はどんな意味ですか。 ・なんでそんなことを聞くの(何が言いたいの) ・発表を聞こうと言っているのに、何を言ってるのか ④ 3行目、What do you want to do now?をこの時のメグの気持ちで日本語に直してみよう。 ・何がしたいねん!(お前は何が言いたいねん!) ⑤ 何かの代わりにtryが使われています。 ・eat / have では、なぜtryが使われているのでしょうか。 ・初めて食べる食べ物だから ・食べたことのない食べ物を食べようとしているからtry! ⑥ メグの最後のセリフ3文はどのような意味が込められていますか。 ・海斗に対してのダメ出し3発 ・海斗を説得する文 ・海斗をあきらめさせるための言い訳、言い分 *みんなの発表を聞いていると、メグへのイメージが変わりました。(多数がうなずく) ⑦ 最後の海斗のセリフはどのような感じで言ったのでしょうか。 ・メグを怒らせてしまって、慌てている。少し笑いながら優しい口調で言う ・これ以上メグを怒らせると関係が悪くなるので、「さあ発表見に行こう」とビビリながら言っている。 *これらの推論発問をやった後の音読活動では、イメージが変わったメグの言葉をだんだん強く言う。反対に海斗はメグを怒らせて、申し訳ない様子で生徒は音読をしていました。その表情は実に楽しそうでした。 P.92 Story 3  Look at the children in this picture. They’re ①getting clean water from a well. ②They look happy.  On the other hand, in some villages, children go to the river and ①collect water. They walk for a long time every day. They want to go to school, but ③they don’t have time.  Our volunteer group ④builds wells ⑤in places like this. We’re collecting money. We need ⑥your help. ① 1行目ではget waterとあったが、3行目ではcollectが使われています。その区別は何でしょうか。 ・getの方がcollectより、簡単に手に入れられる感じがする ② どうして子どもたちは幸せそうに見えるのでしょうか。 ・家の近くの井戸から簡単に水が手に入るから ・井戸ができたから ③ timeの後にどんな言葉が省略されていますか。 ・to go to school ・to study ④ buildsがmakesでなく使われている理由は何ですか。 ・buildの方が時間がかかり、より大きなものを作るイメージがする ⑤ in places like thisとはどのような場所なのでしょうか。 ・井戸がない地域 ・アフリカなどの貧しい地域 ・きれいな水が手に入りにくい地域 ⑥ your helpとはどのようなものが考えられますか。 ・寄付をする ・このような地域があることを知る ・井戸を作れる材料を送り、井戸を作りに行く ・資源を無駄にせず大切に使う *ストーリー・スライドを用いると、英語でのやり取りの最中に推論発問を入れることもできます。また、オーラルインターラクションの後に教科書を開き、推論発問を行うこともできます。推論発問はテキスト情報を読むもの、語彙の使われ方を問うもの、表現を使った読み方を問うもの等、様々な視点から発問をすることができます。発問の作り方は「なぜこの表現があるのか」など教師が教科書を深く読み込み、たくさんの謎を見つけることです。このような理由から本校が所在する湖南市をもじり、推論発問の活動をConan‘s Cornerと呼び、You are detective Conan!と言って始めます。 4 産出活動  いよいよ最後の産出活動です。深い読みができるようになった生徒に、産出活動として次の2点を行いました。 ① ア)このUnit 9のテーマであるThink Globally, Act LocallyのThink Globallyの言いたいことは何でしょうか。ペアで話しましょう。 ・世界には食料や医療が十分でない地域があり、助け合わなければならない。 ・子どもが学校にいけない理由を考え、できることを互いに支援するべきだ。 ・当たり前に水道がある私たちは、もっと地球の資源を大切にしなければならない。 イ) Act Locally(身近な行動から始めよう)では、どのような身近な行動を皆さんはしていきたいですか。ペアで話し合い、その後英語で文を作りましょう。 ・We want to study about people in the world more. ・Water is important. Water is limited. We want to save water. ・Don’t waste water. ・We can help people in need. ・Turn off the light in the daytime. ・We don’t try to use too much water, electricity, and air conditioners. ・The world is the one. Let’s help each other. ・Don’t use a car a lot. We can walk. We want to use trains and buses. ・We want to save papers, electricity, and water. ・I want to help people in need in the future. ・We want to learn about children in developing countries. ・Don’t waste papers and plastic bags. ・Don’t use straws at school lunch. ・We try not to use toilet papers a lot. ② 「P.92で発表している人はあなたです。下の絵を使い、自分の言葉で絵を見ながらできることを含めて、発表しよう。」授業ではペアを入れ替えて、絵を用いてリテリング発表を何度も行い、最後には教師の前で一人ずつ発表をしました。また、下の枠内の問題は実際に定期テストで出題した問題です。  教科書という「素材」を用いて下ごしらえをして程よく味付けさえすれば、生徒にとってこの教科書の内容は「へえ、そうなんか!」と忘れられないinteresting(興味あるおもしろさ)になること間違いなし!  料理人である教師は教科書を読み込み、とびっきりおいしい料理(授業)を作っていきましょう。

ボストンセルティックスキャップ チャンピオンズリーグ2ch コパアメリカ2024
Copyright ©BeeBet(ビーベット)の出金方法,限度額,手数料を解説 The Paper All rights reserved.