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今世界貿易の半分以上が最終製品を作るための部品や素材だ。日本から高い技術で作られた部品や素材を輸出して海外で製品に組み立てるという分業体制に日本企業は組み込まれている。作っているのは中小企業だ。大企業は海外に出ていけるが中小企業は難しい。広大なアジア太平洋地域で参加国だけの貿易・投資を自由化するTPPができれば、日本の中小企業はこの地域から排除されてしまう。その結果、大きな雇用が失われる。1年前日本の参加表明にあわてて、カナダ、メキシコが参加表明したのは、日本が加わる広大な自由貿易圏から排除されるのではないかという恐怖感だった。TPPに参加しないことにより、日本は自分の首を絞めようとしている。TPPに参加するかしないかで日本のように大騒ぎしている国はない。影響を受けるかもしれない農業も、GDP比1%の日本農業の、そのまた一部であるし、主業農家といわれる人たちの多くもTPPに賛成している。しかも、影響を回避しながら、日本農業を発展に転じる政策も存在する。日本経済を覆うゼロサム思考や縮み思考によって、これまで無駄な時間が経過した。もう世界は待ってくれない。交渉への早期参加を決断する時が迫っている。2013年1月8日 ツイート 2013年1月8日掲載 印刷 この著者の記事 EUと農民デモ 2024年3月27日[新聞・雑誌等への寄稿] 農家の減少を恐れない 2024年1月26日[新聞・雑誌等への寄稿] 国民の生命・健康と既得権 2023年12月22日[新春特別コラム:2024年の日本経済を読む~日本復活の処方箋] 中国、ますます困難となる格差是正 2023年12月19日[新聞・雑誌等への寄稿] 農業者が減少して食料危機が起きる? 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