Stake.com【ステークカジノ】

<ウェブサイト名>

<現在の時刻>

出典: 標準

https://www.osakafu-u.ac.jp 大阪府立大学公式サイト Tue, 02 Apr 2024 05:40:30 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.8 https://www.osakafu-u.ac.jp/news/nws20231115 Wed, 15 Nov 2023 05:00:57 +0000 https://cms.omu.ac.jp/osakafu-u2017/?p=187727 2023年11月2日、令和5年秋の褒章受章者の発表があり、本学卒業生で作家の東野 圭吾氏が紫綬褒章を受章されました。心よりお祝い申し上げます。 略歴などの詳細(大阪公立大学Webサイト)]]> https://www.osakafu-u.ac.jp/news/nws20231102 Thu, 02 Nov 2023 00:03:46 +0000 https://cms.omu.ac.jp/osakafu-u2017/?p=187712 2023年11月2日、令和5年秋の褒章受章者の発表があり、本学学長の辰巳砂 昌弘が紫綬褒章を受章しました。無機材料化学の分野において全固体リチウム電池の開発に寄与するなど、斯学の発展に多大な貢献をした業績が評価され、この度の受章となりました。 受章コメントや業績などの詳細(大阪公立大学Webサイト)]]> https://www.osakafu-u.ac.jp/news/nws20220328 Sun, 27 Mar 2022 15:00:34 +0000 https://cms.omu.ac.jp/osakafu-u2017/?p=183423 工学研究科 航空宇宙工学分野の小木曽 望 教授、上林 恵太 さん(当時 博士前期課程 2年)らの研究グループの論文が、第31回「日本航空宇宙学会賞(論文賞)」を受賞しました。 日本航空宇宙学会賞は、日本航空宇宙学会が航空宇宙工学と航空宇宙産業の発展を奨励することを目的とし、論文賞、技術賞、奨励賞の3賞を設け、1991年度から毎年、発表された論文や新しい技術を表彰しているものです。今回の論文賞は、過去3年間に発行された論文を対象としたもので、小木曽 教授の論文を含む2件が選ばれました。 論文タイトル「Multiobjective topology optimization for a multi-layered morphing flap considering multiple flight conditions」 著者(所属は論文発行時) 上林 恵太(大阪府立大学) 小木曽 望(大阪府立大学) 山田 崇恭 氏(京都大学) 泉井 一浩 氏(京都大学) 西脇 眞二 氏(京都大学) 玉山 雅人 氏(宇宙航空研究開発機構) 研究者のコメント 工学研究科 航空宇宙工学分野 教授 小木曽 望 本論文は、航空機の燃費向上や騒音削減のために提案されているモーフィングフラップの内部構造の形態設計に関する論文で、筆頭著者である上林 恵太 さんの修士論文の一部です。この論文では、リブを多層構造化する形態を提案した点、その内部構造に一体構造化できるコンプライアント機構を適用した点、その最適な形態をトポロジー最適設計によって求めた点、さらには多目的最適設計を適用して異なる形状(揚抗比最大化形状と揚力係数最大化形状)を達成できる点が評価されました。 この研究を遂行するにあたり、トポロジー最適設計に関しては京都大学の西脇先生、泉井先生、山田先生(現在 東京大学)の指導をいただきました。西脇先生、泉井先生にはコンプライアント機構を用いてモーフィングフラップを実現するためのトポロジー最適設計問題の定式化の指導をいただき、山田先生には「多層型モーフィングフラップ」の解析モデル構築に関するアイデアを出していただきました。また、JAXAの玉山 氏にはモーフィングフラップの実用化に関して指導をいただきました。 当研究室では、この成果をあげる前の数年間にわたり、効率的な多目的最適設計問題解法の構築、空力面からの最適なモーフィング翼形状の解法の構築、モーフィング翼のトポロジー最適設計に関するさまざまな成果やノウハウの積み上げをしてきた卒業生、修了生の研究成果があり、この論文賞に結びつきました。その過程において、様々なヒントをいただいた国内外の多くの研究仲間に感謝いたします。 SDGs達成への貢献 大阪府立大学は研究・教育活動を通じてSDGs17(持続可能な開発目標)の達成に貢献しています。 本研究はSDGs17のうち、「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」、「13:気候変動に具体的な対策を」に貢献しています。 関連情報 大阪府立大学 大学院 工学研究科 航空宇宙工学専攻 小木曽研究室 Webサイト お問い合わせ 大阪府立大学 大学院 工学研究科 教授 小木曽 望 Eメール kogiso[at]aero.osakafu-u.ac.jp[at]の部分を@と変えてください。 ]]> https://www.osakafu-u.ac.jp/press-release/pr20220309 Wed, 09 Mar 2022 05:00:23 +0000 https://cms.omu.ac.jp/osakafu-u2017/?p=182993 2018年度 文部科学省宇宙航空科学技術推進委託費に採択され、本学にて取り組んできた宇宙航空人材育成プログラム「超小型衛星開発とアントレプレナーシップ教育を通じた宇宙システム活用人材の育成(略称:PERSEUS/研究代表者:工学研究科 教授 小木曽 望)」の事後評価が発表され、最高評価のS評価を取得しました。 アントレプレナーシップ教育として一般的な講義の枠にとらわれず、宇宙システム活用人材の育成を目的として取り組んだ6つの施策がいずれも価値が高い取り組みであると評価されました。 特に、宇宙開発は単なる技術の寄せ集めではなく有機的な結合が合って初めて成り立つ領域であることを念頭に、モデル化概念、プロジェクト推進、アイデアの具現化のための発想の実現方法などを学ぶ体制を十分整えており、教育機関として困難なテーマに取り組んだ点や、宇宙科学技術研究センターを設置して事業の継続性を図っている点について、高く評価されました。 事後評価結果の詳細(文部科学省 Webページ) 研究評価と取り組み 評価点 評価点S:優れた成果を挙げ、宇宙航空利用の促進に著しく貢献した。 プログラム名 超小型衛星開発とアントレプレナーシップ教育を通じた宇宙システム活用人材の育成(略称:PERSEUS) 事業期間 2018年度~2020年度 取組みの概要 本課題は、宇宙開発の重点がサービスに移行し、スタートアップ企業の存在感が高まっている新たな流れに適応できる人材を育成するために、「宇宙工学」、「システム思考」、「デザイン思考」、「アントレプレナー教育」と「小型宇宙機設計開発プロジェクト」を体系的に融合した新しい教育カリキュラムの構築をめざした点が最大の特徴である。 担当部局 大阪府立大学大学院 工学研究科 大阪府立大学 高等教育推進機構 高度人材育成センター 大阪府立大学研究推進機構 21世紀科学研究センター 宇宙科学技術研究センター 大阪府立大学 小型宇宙機システム研究センター(SSSRC) 共同参画機関 株式会社 レヴィ 株式会社 インディージャパン 研究代表者のコメント 大阪府立大学大学院 工学研究科 教授 小木曽 望 本事業は、共同参画機関の南部 陽介 氏(株式会社 レヴィ)が、本学の助教として、小型宇宙機システム研究センター(SSSRC)の学生を指導していた頃からの願いが叶ったものであり、その事業が最高の評価を得たことは、この事業を通してのSSSRCの学生たちの成長が認められたことであり、非常に嬉しく思います。 小型人工衛星の研究開発に興味のある学生にとって、ベンチャー企業やアントレプレナーシップは当初は敷居が高く、講演会に学生が集まらないこともありました。しかし、津嶋 辰郎 氏(株式会社 インディージャパン)の経験から、宇宙産業を念頭に置いたキャリアパス教育としてのアントレプレナーシップという考え方が学生に浸透するようになり、講演会の参加者も増え、効果も出るようになりました。特に、学生が自主的に学外のスタートアップウィークエンド、ハッカソン、ビジネスアイデアコンテストなどに参加するようになり、それらを通して学生がさらに成長するという好循環を実現することができました。 私自身は、この事業を通して多くの宇宙ビジネス関係者、スタートアップ関係者に出会い、さまざまなヒントをいただくことができました。それらのヒントを参考に、この事業自体の「仮説検証」を実践し、事業の目的を達成するように舵を切ることができました。 今後は、この経験を活かして、当初の目的であるSSSRCを配下にする学内の教員で組織する「宇宙科学技術研究センター」を中心とした研究拠点・産学連携研究拠点として発展させることをめざしていきたいと思います。 最後に、この事業を進めるにあたって、学内のさまざまな協力を取り付けていただいた藤村 紀文 教授、松井 利之 教授、若木 理恵さん、髙田 真由美さん、事務を司っていただいた柴田 美紀さんに、たいへん感謝いたします。 SDGs達成への貢献 大阪府立大学は研究・教育活動を通じてSDGs17(持続可能な開発目標)の達成に貢献をしています。 本取り組みはSDGs17のうち、「4:質の高い教育をみんなに」、「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」等に貢献しています。 関連情報 文部科学省 宇宙航空人材育成プログラム 「超小型衛星開発とアントレプレナーシップ教育を通じた宇宙システム活用人材の育成(PERSEUS)」 Webサイト お問い合わせ 大阪府立大学大学院 工学研究科 教授 小木曽 望 Tel 072-254-9245 Eメール kogiso[at]aero.osakafu-u.ac.jp[at]の部分を@と変えてください。 ]]> https://www.osakafu-u.ac.jp/news/nws20220307 Sun, 06 Mar 2022 15:00:20 +0000 https://cms.omu.ac.jp/osakafu-u2017/?p=182939 本学 工学研究科 児島 千恵准教授および工学研究科 椎木 弘教授らの研究グループの論文「A Naked-eye Colorimetric pH and Temperature Sensor Based on Gold Nanoparticle-Loaded Stimuli-Sensitive Dendrimers」がWiley社が刊行するナノ材料の専門誌である「ChemNanoMat」の表紙を飾りました。 本研究では、温度とpHの二重刺激に応答するデンドリマーに比色センサーとして用いられている金ナノ粒子を担持させたナノ粒子を作製し、温度とpHの二重刺激応答性のセンサーの開発に成功しました。 掲載論文「ChemNanoMat」(Wiley Online Library Webページ) 研究支援 本研究の一部は、科学研究費助成事業(科研費)新学術領域「水圏機能材料」(領域代表:加藤 隆史、東京大学 教授)(20H05232)からの支援を受けて行われました。 関連情報 工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野 合成高分子化学研究グループ Webサイト 工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野 表面計測化学研究グループ Webサイト 科研費 新学術領域「水圏機能材料」 Webサイト お問い合わせ 大阪府立大学大学院 工学研究科 准教授 児島 千恵(こじま ちえ) Tel 072-254-8190 Eメール kojima[at]chem.osakafu-u.ac.jp[at]の部分を@と変えてください。 ]]> https://www.osakafu-u.ac.jp/news/nws20220228 Sun, 27 Feb 2022 15:00:43 +0000 https://cms.omu.ac.jp/osakafu-u2017/?p=182656 2022年3月16日(水)電気化学会第89回大会にて、本学 卒業生の岸 信夫 氏が「空の移動革命への挑戦 ―日本発 空飛ぶクルマと物流ドローンの開発―」と題し、市民公開講座で講演を行います。 電気化学会第89回大会は2022年3月15日(火)から17日(木)まで開催いたします。当初、会場は本学中百舌鳥キャンパスとオンライン形式でのハイブリッド形式での開催予定でしたが、オンライン形式のみの開催に変更となりました。 大会実行委員長は、本学 工学研究科 井上 博史 教授が務めます。 開催日時 2022年3月16日(水)16時15分~17時15分 開催場所 オンライン (注意)本大会に参加されていない方でもご視聴いただけます。 参加費用 無料 申込方法 申込不要 視聴方法等の詳細は、次のサイトをご覧ください。 市民公開講座「空の移動革命への挑戦―日本発 空飛ぶクルマと物流ドローンの開発―」(電気化学会 第89回大会 Webページ) 関連情報 電気化学会第89回大会 Webページ 大阪府立大学大学院工学研究科 物質・化学系専攻 電気化学研究グループ 井上博史研究室 Webサイト お問い合わせ 大阪府立大学大学院 工学研究科 教授 井上 博史 Tel 072-254-9283Eメール inoue-h[at]chem.osakafu-u.ac.jp [at]の部分を@と差し替えてください。 ]]> https://www.osakafu-u.ac.jp/event/evt20220318/ https://www.osakafu-u.ac.jp/event/evt20220318/#respond Wed, 16 Feb 2022 15:00:29 +0000 https://cms.omu.ac.jp/osakafu-u2017/?post_type=event&#038;p=182337 https://www.osakafu-u.ac.jp/event/evt20220318/feed/ 0 https://www.osakafu-u.ac.jp/news/nws20220201 Mon, 31 Jan 2022 15:00:19 +0000 https://cms.omu.ac.jp/osakafu-u2017/?p=182104 2021年12月20日、文部科学省ナノテクノロジープラットフォームによる令和3年度「秀でた利用成果」が発表され、本学大学院 工学研究科 戸川 欣彦 教授が参画する研究開発課題「無機系キラル結晶におけるキラル誘起スピン選択性」、野元 昭宏 准教授が参画する研究開発課題「ヘテロ原子を含有する光感受性化合物の構造決定と抗がん光線力学療法への応用」がそれぞれ優秀賞に選出されました。 ナノテクノロジープラットフォーム事業では、最先端のナノテクノロジー施設・装置を有する25研究法人が、全国の産学官の研究者へ利用機会を提供、知識を共有することにより、イノベーションにつながる研究成果の創出をめざしています。 今年度は、昨年度までの約27,000件の利用課題の中から、イノベーションに繋がることが期待できるなど特に秀逸な成果7件が「秀でた利用成果」として選出されました。 研究者のコメント 工学研究科 電子・数物系専攻 電子物理工学分野 教授 戸川 欣彦 この研究は2018年秋に開催された日本物理学会で偶然に加わった議論がきっかけで始まりました。その経緯を思うと、直接お会いしてお話しすることの大切さを感じます。学生たちが実験を猛烈に頑張り、実験データを吟味しながら慎重に議論を重ね、成果発表に至りました。今回表彰いただいたことを共同受賞者ともどもとても嬉しく思っております。 この研究ではキラルな結晶がスピンの良導体であることを発見しました。スピンとは磁気の根源で、電子が電荷と共に持つ基本的な特性です。スピンの向きを揃えて伝えることは重要な研究課題です。従来の材料ではその伝搬距離は数百ナノメートルから数十マイクロメートルに留まっていましたが、キラル結晶ではミリメートル近くまで伝わることがわかってきました。我々の研究が記録更新を重ねています。今後の進展が楽しみです。 工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野 准教授 野元 昭宏 近年、光によってがん治療を行う光線力学療法(PDT)は、切開部分を小さくすることが可能な身体への負荷が少ないがん治療として注目されています。そこで、がん細胞が持つ糖(グルコース)を取り込みやすい性質を利用した薬剤開発を進めました。ヘテロ原子(イオウ)の反応性を用いることにより、糖鎖部分を導入したチオグルコース連結クロリンe6薬剤の合成に成功しました。がん細胞に対する効果を調べたところ、本薬剤は光照射により高い抗がん効果を示しました。 この有機合成化学的に合成した薬剤は、天然成分が主要成分であり、毒性や体内残存性が低く、速やかに体外に排出されるため、日帰りがん治療薬として現在研究を継続しています。 関連情報 令和3年度「秀でた利用成果」の発表について(国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS) ナノテクノロジープラットフォームセンター Webページ) 大阪府立大学大学院 工学研究科 電子・数物系専攻 電子物理工学分野 戸川研究室 Webサイト 大阪府立大学大学院 工学研究科 物質・化学専攻 応用化学分野 小川研究室 Webサイト(工学研究科 野元 昭宏 准教授) お問い合わせ 工学研究科 教授 戸川 欣彦 Eメール y-togawa[at]pe.osakafu-u.ac.jp [at]の部分を@と差し替えてください。 工学研究科 准教授 野元 昭宏 Eメール nomoto[at]chem.osakafu-u.ac.jp [at]の部分を@と差し替えてください。 ]]> https://www.osakafu-u.ac.jp/press-release/pr20220131 Mon, 31 Jan 2022 05:00:54 +0000 https://cms.omu.ac.jp/osakafu-u2017/?p=181934 図1:理論計算から得られた、銅(Cu)のスピン応答(縦軸)と温度(横軸)の関係。温度が下がると近藤効果が起こり、スピン応答が減少していく様子が確認できる。 本学 大学院 工学研究科 播木 敦 助教、博士前期課程 1年 加瀬林 啓人さん、早稲田大学 理工学術院 溝川 貴司 教授、京都大学 化学研究所 島川 祐一 教授、広島大学 田中 新 准教授らは、マックスプランク研究所 Liu Hao Tjeng 教授、ウィーン工科大学 Jan Kuneš 教授らのグループと共同で、銅(Cu)とルテニウム(Ru)からなる酸化物(CaCu3Ru4O12)のX線光電子分光(解説1)を測定し、独自に開発した計算パッケージを用いて、高精度な理論解析を行いました。 その結果、CaCu3Ru4O12では、遷移金属の酸化物ではほとんど報告例がない近藤効果(解説2)が実現していることを初めて実証しました(図1)。 近藤効果は、電気抵抗がゼロになる超伝導現象や電子の質量が有効的に異常増大する重い電子現象など、様々な量子物性の発現メカニズムと密接な繋がりがあります。 今回の結果は、近藤効果が実現する遷移金属酸化物の物質群(四重ペロブスカイト遷移金属酸化物、(解説3))の存在を示唆するもので、更なる物質合成を進めることで、近藤効果に由来する新奇物性の発見が期待されます。 なお、この成果は、米国物理学会が刊行する学術雑誌「Physical Review X」にて、1月27日(日本時間)にオンライン掲載されました。 論文タイトル「CaCu3Ru4O12: A High Kondo-Temperature Transition Metal Oxide」 掲載論文「Physical Review X」(APS physics Webページ) プレスリリース 全文(414KB) 本研究のポイント ペロブスカイト遷移金属酸化物CaCu3Ru4O12のX線光電子分光実験データを測定し、最新の量子理論手法を用いて解析した結果、近藤効果が実現していることを実証した。 希土類化合物だけでなく、遷移金属酸化物でも近藤効果が発生することを示した。 今後、遷移金属酸化物の構成元素を制御することで、近藤効果が紡ぎ出す磁気応答や超伝導、重い電子状態などの新奇量子物性の発見が期待される。 研究者からのコメント 工学研究科 電子・数物系専攻 電子物理工学分野 博士前期課程 1年 加瀬林 啓人 さん 卒業研究からこのようなチャレンジングで国際的な研究に携われて光栄です。これを期に遷移金属酸化物での近藤現象が活発に研究されるようになってほしいと思います。 この研究を通じてご指導いただいた共同研究者の皆様に心から感謝いたします。 今後も世の中に貢献できるよう精進してまいります。 SDGs達成への貢献 大阪府立大学は研究・教育活動を通じてSDGs17(持続可能な開発目標)の達成に貢献をしています。 本研究はSDGs17のうち、「7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」等に貢献しています。 研究助成資金等 本研究の一部は、科学研究費助成事業(科研費)(21K13884、19H05823 and 20H00397)、研究拠点形成事業(A.先端拠点形成型)、European Research Council(No.646807-EXMAG)、Deutsche Forschungsgemeinschaft (No.320571839) and SFB 1143 (No.247310070)、 からの支援を受けて行われました。 用語解説 解説1 X線光電子分光 X線を物質に照射すると、アインシュタインの発見した光電効果により、光電子が物質の表面から放出されます。この光電子の運動エネルギーを精密に測定することで、物質内部の構成元素の周りを運動している電子のエネルギー状態(バンド構造)を調べることができます。これをX線光電子分光と呼びます。 解説2 近藤効果 通常の金属は温度を下げると、原子の熱振動が抑制されるため、電気抵抗が減少します。しかし、磁性を持った不純物原子(例えば、ニッケルや鉄原子)が金属の中に存在した場合、温度を下げるとある温度以下で電気抵抗が上昇に転ずる場合があります。この現象そのものは1930年代から知られていましたが、その微視的な説明は1964年に近藤淳博士によって初めて与えられ、「近藤効果」と呼ばれています。 解説3 四重ペロブスカイト遷移金属酸化物 四重ペロブスカイト遷移金属酸化物は、一般式AA’3B4O12で表され、A’とBに遷移金属元素が入ります。Aには、アルカリ金属、アルカリ土類金属などのイオンが入ります。広く普及している従来のペロブスカイト遷移金属酸化物(一般式ABO3)と比べて、2種類の遷移金属元素が含まれ、その間の電荷やスピンの相互作用が新たな自由度として働き、多彩な物性が現れることが知られており、精力的に研究が行われています。 お問い合わせ 大阪府立大学 大学院 工学研究科 助教 播木 敦(はりき あつし) Eメール hariki[at]pe.osakafu-u.ac.jp [at]の部分を@と差し替えてください。 ]]> https://www.osakafu-u.ac.jp/press-release/pr20220126 Wed, 26 Jan 2022 05:00:44 +0000 https://cms.omu.ac.jp/osakafu-u2017/?p=181876 本学 大学院 工学研究科 児島 千恵 准教授、松本 章一 教授および理学系研究科 藤井 郁雄 教授、中瀬 生彦 教授らの研究グループは、樹状構造をもつ単分子ナノ粒子であるデンドリマーの表面に疎水性アミノ酸のフェニルアラニンを集積させることで、既存技術では難しかった免疫細胞(T細胞(解説))の細胞内へのデリバリーに成功しました(図1)。 これまで、がん免疫療法において重要な役割を果たすT細胞へのデリバリーは困難でしたが、T細胞の内部への効果的なデリバリーを可能とする本技術は、がん免疫療法の治療効果の向上につながる新技術として期待されます。 論文タイトル「Carboxy-terminal dendrimers with phenylalanine for a pH-sensitive delivery system into immune cells including T cells」 掲載論文「Journal of Materials Chemistry B」(Royal Society of Chemistry Webページ) プレスリリース全文(784KB) 図1 本研究のポイント デンドリマーの末端に疎水性アミノ酸であるフェニルアラニンを集積させることで、T細胞を含む免疫細胞の内部へのデリバリーに成功。 弱酸性条件ではT細胞への取り込みが亢進することが判明。がん細胞の周辺は弱酸性条件になっているため、がん細胞の周囲にあるT細胞に効果的にデリバリーできる可能性が示された。 T細胞内部へのデリバリーが可能となり、がん免疫療法の治療効果の向上に大きく貢献すると期待。 研究者からのコメント 左から、児島 准教授、藤井 教授、中瀬 教授 本研究は、本学創薬科学研究所における共同研究の一環として実施しました。今後も、工学、理学の垣根を越えて、部局横断的に創薬科学研究を推進していきたいと考えています。 SDGs達成への貢献 大阪府立大学は研究・教育活動を通じてSDGs17(持続可能な開発目標)の達成に貢献をしています。 本研究はSDGs17の目標のうち、「3:すべての人に健康と福祉を」、「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献しています。 研究助成資金等 本研究の一部は、科学研究費助成事業(科研費)新学術領域「水圏機能材料」(領域代表:加藤 隆史、東京大学 教授)(20H05232)からの支援を受けて行われました。 用語解説 解説 T細胞 リンパ球の1つ。がん免疫療法では、リンパ節内で活性化、教育されて腫瘍組織に移動する。T細胞は様々な機能をもつサブセットに分類され、がん細胞を攻撃するキラーT細胞、免疫反応を促進するヘルパー細胞、さらに、免疫システムによる攻撃を抑制する制御性T細胞などがある。 関連情報 工学研究科物質・化学系専攻 応用化学分野 合成高分子化学研究グループ(松本 章一 研究室)Webサイト 理学系研究科 藤井 郁雄 研究室 Webサイト 理学系研究科 生物科学専攻 細胞機能制御化学研究室(中瀬 研究室)Webサイト お問い合わせ 大阪府立大学大学院 工学研究科 准教授 児島 千恵(こじま ちえ) Tel 072-254-8190 Eメール kojima[at]chem.osakafu-u.ac.jp [at]の部分を@と差し替えてください。 ]]>

ホットニュース

ヤニックシナー彼女 ライブカジノハウスの公式サイト スポーツベットアイオー(Sportsbet.io)とは?魅力から入出金 ... すぽーつべっと
Copyright ©Stake.com【ステークカジノ】 The Paper All rights reserved.