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藤田:気象キャスターが「危ないよ」と呼び掛けても、実際に判断するのは、受け手である視聴者やリスナーです。仕事自体にやりがいを感じてはいましたが、他人に最終的な判断を委ねるのでなく、自分自身で判断して決めていく仕事にも魅力を感じ始めていたんです。それで、航空会社の「ディスパッチャー(運航管理者)」という仕事に転職しようと考えました。 ディスパッチャーは、目的地までの航空機の運航にかかわる情報を分析し、最も安全で効率の良い飛行コースや高度などを決め、飛行計画を作成します。飛行ルート上の気流や雲の状況、目的地の飛行場の風向きや風速といった気象情報や、空港施設の情報、乗客や貨物の重量など、運航に関する情報を収集し分析を行うんですね。自分でフライトプランを作って、自分の判断が生かせる。まさにそういう仕事がしたいと思って転職しました。 畑山:現在の「航空・マネジメント学群」との関連が生まれていくのですね。航空会社では、どのような見識を得られましたか。 藤田:気象と航空がたいへん密接であるということを、今更ながらより強く実感しました。もともと飛行機にそれほど興味があったわけではないのですが、勉強を重ねていくうちに、飛行機自体にも関心を持つようになりました。 航空会社に勤務していたころ、桜美林大学の卒業生である鈴木摩衣さんと。鈴木さんが機長となって初めてのフライトで、運航管理業務を担った=写真左。現在ともに航空・マネジメント学群で教鞭をとる横田友宏教授とも、同じ会社に勤務していた=写真右 空港周辺の気象現象を研究し メカニズムを探る 畑山:それから本学でお勤めになるわけですが、藤田先生の授業は、学生からとても評判が良いと聞いています。授業には、どんな工夫をなさっているのですか。 藤田:そんなそんな、恐縮です。敢えて言えば、気象キャスター時代の経験が影響しているのかも知れません。視聴者やリスナーは、気象に詳しい方とは限りません。いかに気象に興味を持ってもらえるかを、つねに考えながら放送に向き合ってきました。授業も同様で、なるべく、わかりやすいところから入って、興味を持ってもらってからハイレベルな内容に繋げます。 もともと、「気象を勉強したい」と思って入学してくる学生は少なく、航空業界に就職を希望する学生がほとんどです。そんな学生たちへ向けて、「気象は今後どの分野に進んでも、必ず関わってくるものだから、知っていて損はないよ」と伝えています。 畑山:それが契機になって、気象分野に進みたいという学生も出てくるかも知れませんね。ところで先生は2021年度に「女性研究者奨励金」を受賞されていますね。最近どのような研究をなさっているのでしょうか。 藤田:地方空港の運航に影響を及ぼす気象現象について研究しています。具体的には、富士山静岡空港(静岡県)における、「低層ウインドシアー」の発生メカニズムについてです。「ウインドシアー」は、空港周辺で風速や風向が急速に変わる気象現象。着陸の直前の航空機がウインドシアーに遭遇すると、安定して着陸をすることができず、着陸をやり直します。最新型の航空機には、ウインドシアーに遭遇した場合、警報を出す装置を装備しているものもあります。 ただ、現状では、「とにかく、その時々の状況になってみないとわからない」という状態。ウインドシアーのメカニズム自体を解明して、ある程度、発生を予想できるようにしたいと思っています。そのために、実際に風が乱れて安定して着陸できなかった日の観測データを集め、シミュレーションを重ねています。そして、パイロットや運航管理の仕事に従事する人たちが、経験が足りなくても「こういう条件が揃うと危ないんだろうな」と予測できるようにしたい。静岡以外の地方空港でも、そういったデータを集められればと思っていて、学生たちにも観測のお手伝いに加わってもらえたらいいですね。 畑山:学生も関われるといいですね。彼らは皆、空港が大好きですから。最後に、何かこの場で伝えたいことは。 藤田:学長、竜巻の強さを表す用語をご存じですか。「Fスケール」といいまして、竜巻やダウンバーストなどの突風により発生した被害の状況から、風速を大まかに推定したものです。被害が大きいほどFの値が大きく、風速が大きかったことを示します。実はこの「F」は、考案者である藤田哲也博士のイニシャルから来ているんです。博士は、航空事故も引き起こすダウンバーストを発見・命名した方で、その時の研究結果が現在の航空機の安全運航に繋がっています。私は博士と親戚というわけではないんですけど、同じ苗字で親近感が湧いて、よく話のネタにしています。 畑山:そうですか。それは知らなかった。 藤田:気象の研究から航空気象という分野に飛び込んで、現在の私があります。何だか、航空気象の権威・藤田博士に呼び寄せられたような気がしているんです。私もいつか「Fスケール」のようなものを作れたらと思っています。 藤田友香 桜美林大学 航空・マネジメント学群 助教 2007年3月、立正大学地球環境科学部環境システム学科卒業。2009年3月、立正大学大学院 地球環境科学研究科環境システム学専攻修士課程修了(理学修士)。同年4月~2016年7月、株式会社ライフビジネスウェザー気象予報部(2011年4月~2015年3月、NHK鳥取放送局気象キャスターとして出向)。2016年8月~2020年3月、スカイマーク株式会社FOC部フライトコントロール課。同年4月から現職。気象予報士、運航管理者の資格を保有 文:加賀直樹 写真:坂田貴広 ※この取材は2023年12月に行われたものです。 関連記事 「タッチ」で深める 心と身体の安らぎと社会の温もり/山口 創教授 百家結集 社会に何を問いかけるか?目指すは「三方よし」の映像づくり/田淵俊彦教授 百家結集 「安全」で信頼をつくる空の世界のプロフェッショナル/神戸清行教授 百家結集 イラストで橋渡しする科学と社会の間のコミュニケーション/有賀雅奈助教 百家結集 教育にもデータを リアルとバーチャルを横断する新時代の学びへ/山口有次教授 百家結集 芸術の価値を育み個人を超えた社会の力へ/能祖將夫学群長 百家結集 健康も福祉も縦横無尽の学び 地域社会との共生を実現/河合美子学群長 百家結集 広がる空の世界の可能性。ニーズに対応したプロフェッショナルを養成/石川秀和教授 百家結集 日本語と英語、言語と非言語 行き来して見えたコミュニケーションの可能性/池田智子教授 百家結集 あらゆる問題が「見えるようになる」ために いま求められるリベラルアーツの学び/阿部温子教授 百家結集 被災者ケアと 支援者サポートで 災害時のこころに寄り添う/池田美樹准教授 百家結集 高等教育を底上げし社会に貢献する大学経営の力を/大槻達也教授 百家結集 丁寧に、柔軟に、イノベーションを巻き起こす/鈴木勝博教授 百家結集 分野を横断して育むオペラの心と音楽人の教養/小林玲子教授 百家結集 環境問題を「自分ごと」としてとらえ、解決できる人材を育てる/藤倉まなみ教授 百家結集 選手、経営者、研究者 すべての経験を生かしスポーツ振興と教育に尽力/小林 至教授 百家結集 問題意識を掘り下げドキュメンタリーで提示 情報社会の知性を問う/大墻 敦教授 百家結集 デジタル時代のメディアリテラシーと挑戦の精神を喚起/平 和博教授 百家結集 観光立国と超高齢社会へ向けた交通システムを展望/戸崎 肇教授 百家結集 高等教育の明日を提言 格差是正と「学修者本位」教育による改革を/小林雅之教授 百家結集 大学も“サブスクリプション” 桜美林ならではの価値を伝えたい/畑山浩昭学長 百家結集 ページの先頭へ 〒194-0294 東京都町田市常盤町3758 「キリスト教精神に基づく国際人の育成」を建学の精神とし、 グローバル社会に貢献する人材を育成すべく、教育改革を進めています。 情報公開 入試情報 受験生サイト 大学院入試情報 広報活動 大学広報誌 桜美林のスポーツ 別科・公開講座等 留学生別科(日本言語文化学院) 桜美林大学孔子学院 桜美林エクステンション講座 図書館・関連施設 図書館 学生寮 桜美林芸術文化ホール 桜美林学園 桜美林中学校・桜美林高等学校 桜美林幼稚園 桜美林学園同窓会 桜美林大学校友会 アクセス 資料請求 お問い合わせ サイトマップ サイトポリシー プライバシーポリシー ソーシャルメディア ハラスメント対策 桜美林大学の投書箱--> 採用情報 ご寄付 教職員の方 桜美林認証 Copyright © J. 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