ブレイキングダウンベッド

<ウェブサイト名>

<現在の時刻>

出典: 標準

GOOD HEALTH JOURNAL GOOD HEALTH JOURNAL ABOUT MEDICAL SOCIAL SPORTS STORY PICK UP! MOVIE Tag TOP SPORTS サッカー日本代表という夢へ。武器は順天堂大... SPORTS 2018.10.10 サッカー日本代表という夢へ。武器は順天堂大学での「人としての成長」 #アスリート #サッカー #スポーツ健康科学部 まだ3年生だった2017年11月に2019年からの鹿島アントラーズ入りが決まるという"スピード契約"で注目された名古新太郎さんと、2020年からの川崎フロンターレ入りが既に決まっている旗手怜央さんは、静岡学園高校時代からのチームメイト。ともに2017年台北ユニバーシアードでは日本大学生代表を金メダルに導き、旗手さんはU―21日本代表として出場した2018年ジャカルタアジア大会でも銀メダルを獲得しています。大学サッカー界屈指の実力を持つお二人に、順天堂大学で培ったことや今後の目標などを語り合ってもらいました。 二人は静岡学園時代からの“先輩と後輩”"},{"type":"tinymce","label":"本文","rows":8,"id":"id-2aea3dsrrj2","data":"\nお二人は高校でも1つ違いの先輩・後輩でした。当時の第一印象はいかがでしたか?\n\n名古\n「静岡学園はサッカー部全体で180人くらいいたので、最初の頃はあまり1年生のことが分からなくて。怜央がAチーム(約30人)に上がってきたときの印象は“顔が怖い”かな」\n\n\n旗手\n「名古さんも怖かったですよ」\n\n\n\n名古\n「それは単純に先輩としての怖さでしょ?」\n\n\n\n旗手\n「先輩は全員怖いですけど、名古さんは大阪出身で関西弁なので、特に」\n\n\n\n名古\n「それは関係ないだろ(笑)」\n\n\n\n\n\n\n\n\n\n\n\n\n"},{"type":"tinymce","label":"本文","rows":8,"id":"id-36ll3wb59s","data":"\nプレーの第一印象はどうでしたか?\n\n名古\n「怜央のシュートは別次元。スピードが速くて、すごいシュートを持っているなと思いました」\n\n\n\n\n\n\n\n旗手\n「名古さんも速いですよ。すべてのスピードが速いですが、中でもドリブルがすごかったです」\n\n\n\n名古\n「僕の特長は一瞬のスピード。でも怜央は全部速いから」\n\n\n\n\n\n\n\n\n\n\n"},{"type":"multi-column-content","label":"画像1枚のみ","options":[[{"type":"image","label":"画像"},{"type":"text","label":"キャプション"}]],"id":"id-1ov6vfv0hdw","data":[[{"type":"image","label":"画像","id":"id-1x46dyokpcx","data":"2250","url":"/uploads/026e7834bbf1f0ccb568d7135e5af65ac1a2a7e0.jpg","thumbnail":"/assets_c/2022/01/026e7834bbf1f0ccb568d7135e5af65ac1a2a7e0-thumb-120xauto-2250.jpg"},{"type":"text","label":"キャプション","id":"id-1oh2ll0lh4k","data":"名古選手「怜央のシュートは別次元。スピードが速くて、すごいシュートを持っているなと思いました」"}]]},{"type":"tinymce","label":"本文","rows":8,"id":"id-20f0ffk8plm","data":"順天堂大学はサッカーに集中できる環境"},{"type":"tinymce","label":"本文","rows":8,"id":"id-1tje8ztyo6r","data":"\n名古さんが高3で旗手さんが高2のときには全国高校選手権でベスト8入り。そこから1年後に、再び順天堂大学蹴球部でチームメイトになりました。部活や大学の環境についてはいかがですか?\n\n名古\n「ここを選んだのは、当時順大にいた静学の先輩の長谷川竜也さん(現Jリーグ川崎フロンターレ)の存在が大きかったです。でも、一番の理由はプロになるため。サッカーに集中できる環境だと思ったからです。実際に入ってみると、環境面は思っていた通り。授業でも自分の体のことや食事のことを学べるし、サッカーをやっていく中での体のメンテナンスや体作りにも授業の内容を生かせます。先輩からいろいろな話を聞けるのも良かったです」\n\n\n旗手\n「僕も先輩たちの存在が大きかったです。2つ上に米田隼也さん(現V・ファーレン長崎)や原田鉄平さん、1つ上に名古さんがいて、みんな順大で活躍していた。僕も大学で4年間しっかりやればプロになれるという思いもありました」\n\n\n\n"},{"type":"multi-column-content","label":"画像1枚のみ","options":[[{"type":"image","label":"画像"},{"type":"text","label":"キャプション"}]],"id":"id-186mogwxyi9","data":[[{"type":"image","label":"画像","id":"id-5w6amq2xl9","data":"2251","url":"/uploads/918c1567cc5d8cdcaaafb047837aa8af73a0ba4d.jpg","thumbnail":"/assets_c/2022/01/918c1567cc5d8cdcaaafb047837aa8af73a0ba4d-thumb-120xauto-2251.jpg"},{"type":"text","label":"キャプション","id":"id-181e7m4lwwo","data":"旗手選手「順大入学を決めたのは、活躍していた先輩たちの存在が大きかったです」"}]]},{"type":"tinymce","label":"本文","rows":8,"id":"id-1amwoj4ghrg","data":"\n\n\n\n\n名古\n「入る前から連絡をくれたよね」\n\n\n\n旗手\n「勉強のこととか、色々聞いていましたね。名古さんから勉強はきついと聞いて、でもテストは年に2回やし、頑張ればいいかなって」\n\n\n名古\n「僕も勉強は得意じゃないですけど、一生懸命やってきました。サッカー選手である前に順天堂大学の1人の学生として、勉強はきっちりやる。順天堂大学蹴球部はその意識を高く持っています。勉強でも生活面でも自分を律することができるようにという考えを持っているのが、順天堂大学蹴球部の良いところの1つです」\n\n\n旗手\n「僕も大学に入ってみて、実際に環境は良いと思いました。名古さんが話していたように、蹴球部自体が自分を律することができています。勉強の方は今もテスト前は大変ですが…」\n\n\n\n\n\n\n\n\n\n\n"},{"type":"multi-column-content","label":"画像1枚のみ","options":[[{"type":"image","label":"画像"},{"type":"text","label":"キャプション"}]],"id":"id-1b6dpzrodhd","data":[[{"type":"image","label":"画像","id":"id-2drt7u037qh","data":"2252","url":"/uploads/db95c4bdb59024d20b6ada85ce0dc00fab4ba4a5.jpg","thumbnail":"/assets_c/2022/01/db95c4bdb59024d20b6ada85ce0dc00fab4ba4a5-thumb-120xauto-2252.jpg"},{"type":"text","label":"キャプション","id":"id-1soyvpnfadz","data":"名古選手「勉強でも生活面でも自分を律することができるようにという考えを持っているのが、順天堂大学蹴球部の良いところの1つです」"}]]},{"type":"tinymce","label":"本文","rows":8,"id":"id-67zqks391b","data":"\n順天堂大学蹴球部では卒業生であり、元日本代表DFの堀池巧監督の指導を受けられます。これも大きいのではないでしょうか。\n\n名古\n「僕が入学した年に堀池さんが監督になったのですが、その指導を受けてから自分自身のサッカーの質も変わってきたと思います。その年の4年生は長谷川竜也さんをはじめ、3人がプロに行ったのですが、身近にプロになっていく人がいて、そういう選手と一緒に試合に出られたのは、自分にとってもプラスでした。それと、僕は元々FWだったのですが、大学2年からボランチで出るようになりました。状況ごとの判断について堀池さんが1つひとつ細かく厳しく言ってくれる、それをきちんと理解しながらやることで伸びました」\n\n\n旗手\n「僕は、堀池さんからオフ(・ザ・ボール)※の動きを指導されたことがありがたかったです。しかもサッカーの質を高めるには、ただガムシャラに走っているだけではダメ。考えてプレーしなければいけません。元々ドリブルばかりだった僕がその指導で変わっていって、今の自分に繋がっていると思っています。思い返すと、下級生の頃は先輩たちがのびのびやらせてくれたという感謝もあります」\n \n※オフ・ザ・ボール:主にサッカーなどの球技で、選手がボールを持っていない、もしくはボールに密接に関与していない局面のこと。\n\n\n\n"},{"type":"multi-column-content","label":"画像1枚のみ","options":[[{"type":"image","label":"画像"},{"type":"text","label":"キャプション"}]],"id":"id-1dc97z6q7am","data":[[{"type":"image","label":"画像","id":"id-jl8aggajer","data":"2253","url":"/uploads/92616976eebaa0c5b767d5a645e21f89f74ab8ae.jpg","thumbnail":"/assets_c/2022/01/92616976eebaa0c5b767d5a645e21f89f74ab8ae-thumb-120xauto-2253.jpg"},{"type":"text","label":"キャプション","id":"id-12efpa7z6t","data":"二人が指導を受けているのは、順大卒業生でサッカー元日本代表DFの堀池 巧 監督"}]]},{"type":"tinymce","label":"本文","rows":8,"id":"id-3xapvnw8jn","data":"卒業後は二人ともJクラブへの加入が内定"},{"type":"tinymce","label":"本文","rows":8,"id":"id-nweu08qsyn","data":"\n2019年には名古さんが鹿島アントラーズへ、2020年には旗手さんが川崎フロンターレに加入します。\n\n名古\n「自分自身ずっと鹿島に行きたいと思っていました。鹿島では1年目から試合に出て、チームの中心でやっていけば、目標である代表のチャンスもあると思います。すごく歴史のあるチームの一員として、責任と自覚を持ってやっていきたいです。ポジションは、大学ではボランチですが、プロではもっと前に出て点を取れるようにしたいと考えています」\n\n\n旗手\n「川崎フロンターレといえば攻撃だと思います。他にはないような、足元の技術を大切にするチームですし、競争の激しいフロンターレで試合に出られれば成長して、代表にもさらに近づけると思います」\n\n\n\n"},{"type":"multi-column-content","label":"2段組(画像:右)","options":[[{"type":"tinymce","label":"本文"}],[{"type":"image","label":"画像"},{"type":"text","label":"キャプション"}]],"id":"id-1wgkwqjbvb0","data":[[{"type":"tinymce","label":"本文","id":"id-g9zopjmu7y","data":"\n順天堂大学蹴球部で学んだことでプロでも生かせるものは?\n\n名古\n「僕は体格的に大きいわけではありませんし、どちらかというと頭を使ってサッカーをやるタイプです。試合中に考えること、頭で勝負することは大学に入ってから伸びました。状況に応じたアイディアと技術、考える力、ゲームを追う力を自分の武器としてやっていきたいです」\n\n\n旗手\n「僕はやっぱりオフの動き。フォワードはオフの動きで決まる場合もありますから。技術面ではドリブルやトラップやシュート。パスとトラップの精度はもっと上げていかないといけませんから、残り1年の大学生活の中でもしっかりやっていきたいです」\n\n\n\n"}],[{"type":"image","label":"画像","id":"id-1dzwtf6eooe","data":"2254","url":"/uploads/0d2b321aa75276be00036f4ea08aa43c1ce845ae.jpg","thumbnail":"/assets_c/2022/01/0d2b321aa75276be00036f4ea08aa43c1ce845ae-thumb-autox120-2254.jpg"},{"type":"text","label":"キャプション","id":"id-1lawcbl1b47","data":"名古選手「鹿島アントラーズという、すごく歴史のあるチームの一員として、責任と自覚を持ってやっていきたいです」"}]]},{"type":"tinymce","label":"本文","rows":8,"id":"id-qe22d3ajaz","data":"名古の叱咤で覚醒し、一段上のプレイヤーになった旗手"},{"type":"tinymce","label":"本文","rows":8,"id":"id-2eq8hfle2e0","data":"\n順天堂大学蹴球部で3年間一緒にプレーしてきた中で印象に残っていることを聞かせてもらえますか?\n\n旗手\n「僕は試合中に思うようにいかないことがあるといらいらが顔に出てしまうところがあって、1年の時はそれがすごく激しかったんです。そういうときもよく声を掛けてくれるのが名古さんなのですが、一度、『お前、そんなやったら試合から出ていけ!』と言われたことがあって…」\n\n\n名古\n「覚えてる。明治大との試合だった」(※2017年4月15日、関東大学リーグ前期第1節)\n\n\n\n旗手\n「その一言ですごく考えさせられました。自分の悪い態度ひとつでチームの士気も下がってしまうし、反対に自分がポジティブなことを言えば、みんながついてきてくれる。まだまだですが、名古さんの一言でみんなのことを少しは考えられるようになりました」\n\n\n名古\n「あの試合では、そこから2点決めましたからね、こいつ」\n\n\n\n旗手\n「2-0で勝つことが出来ました」\n\n\n\n名古\n「ただ、あの時は怒りましたが、僕自身は感情が表に出ることが悪いとは思っていないんです」\n\n\n\n\n\n\n\n\n\n\n\n"},{"type":"multi-column-content","label":"2段組(画像:左)","options":[[{"type":"image","label":"画像"},{"type":"text","label":"キャプション"}],[{"type":"tinymce","label":"本文"}]],"id":"id-kd68b0r4up","data":[[{"type":"image","label":"画像","id":"id-2cjmmg982hi","data":"2255","url":"/uploads/985e83541082f75cfd14a5ba2b0ffbb143e61290.jpg","thumbnail":"/assets_c/2022/01/985e83541082f75cfd14a5ba2b0ffbb143e61290-thumb-autox120-2255.jpg"},{"type":"text","label":"キャプション","id":"id-1gd9zsuztsa"}],[{"type":"tinymce","label":"本文","id":"id-d0zsh6e2rr","data":"\nピッチ上で爆発的な力を出す世界トップのストライカーは往々にしてその特性を持っていますからね。\n\n名古\n「むしろ僕としては、それは日本人に足りないところではないかと思うこともあります。でも、プラスに働くのであれば良いのですが、マイナスに働いてしまうと良くない。怜央には『感情を表に出しても自分のプレーがしっかりできればそれでいい』とも言いました。今ではもう分かっていて、そこは怜央が成長して伸びた部分でもあると思います」\n\n"}]]},{"type":"tinymce","label":"本文","rows":8,"id":"id-1ajvkvavmbu","data":"それぞれの夢も、同じ夢も。これからも互いを意識して"},{"type":"tinymce","label":"本文","rows":8,"id":"id-21kyvw0dry3","data":"\nその出来事から4カ月後の2017年8月には、台北ユニバーシアードで金メダルを取りました。今後はJリーグでの活躍はもちろん、日本代表も目標になるのでは。\n\n名古\n「僕はあまり感情を出すタイプではないのですが、ユニバーシアードで金メダルを獲ったときはメチャクチャ嬉しかったです。そういった経験をもう1回したいですし、もちろん今度は日本代表に入ってワールドカップに出たいですね。そこにたぶん怜央も一緒にいます」\n\n\n旗手\n「僕もユニバーシアードでの優勝はすごく嬉しくて、優勝するという気持ちをもう一度味わいたいと思っています。銀メダルだったジャカルタアジア大会では、できる部分とできない部分がハッキリわかりました。今後は東京オリンピックもワールドカップも目標として持っていますが、もちろん、川崎フロンターレで中心的な選手になりたいというのは常に思っていることです。名古さんとはJリーグでは敵同士になりますが、代表では名古さんに後ろでドンと構えていて欲しいなという思いはあります」\n\n\n名古\n「サッカー選手である前に1人の人間としてしっかり成長できたのがこの4年間だと思います。時間の使い方、基本的な挨拶、礼儀を順天堂大学蹴球部でより考えさせられ、身につけることができました」\n\n\n旗手\n「順天堂大学蹴球部というのはサッカー選手である以前に人としてどうあるべきかをすごく求めている部活です。サッカーをやるためだけの部活じゃないというのは、3年間やってきて感じていることです」\n\n\n\n\n\n\n\n"},{"type":"tinymce","label":"本文","rows":8,"id":"id-19ku032ialm","data":"\nあらためて、お互いにどんな存在ですか?\n\n旗手\n「正直、名古さんがいなかったら、たぶん今の自分はありません。それぐらい大きい存在です。お兄ちゃんっす」\n\n"},{"type":"tinymce","label":"本文","rows":8,"id":"id-vu7n28olgt","data":"\n深い絆がありますね。名古さん、「弟」で大丈夫ですか。\n\n名古\n「いいえ、“旗手怜央”です(笑)」\n\n"},{"type":"multi-column-content","label":"画像1枚のみ","options":[[{"type":"image","label":"画像"},{"type":"text","label":"キャプション"}]],"id":"id-grngtycw67","data":[[{"type":"image","label":"画像","id":"id-zjhuaiyq6r","data":"2256","url":"/uploads/db888f7693703aef88cce523342bb7c5907f6922.jpg","thumbnail":"/assets_c/2022/01/db888f7693703aef88cce523342bb7c5907f6922-thumb-120xauto-2256.jpg"},{"type":"text","label":"キャプション","id":"id-19377u1vpzz"}]]}]} --> 二人は静岡学園時代からの“先輩と後輩” お二人は高校でも1つ違いの先輩・後輩でした。当時の第一印象はいかがでしたか? 名古 「静岡学園はサッカー部全体で180人くらいいたので、最初の頃はあまり1年生のことが分からなくて。怜央がAチーム(約30人)に上がってきたときの印象は“顔が怖い”かな」 旗手 「名古さんも怖かったですよ」 名古 「それは単純に先輩としての怖さでしょ?」 旗手 「先輩は全員怖いですけど、名古さんは大阪出身で関西弁なので、特に」 名古 「それは関係ないだろ(笑)」 プレーの第一印象はどうでしたか? 名古 「怜央のシュートは別次元。スピードが速くて、すごいシュートを持っているなと思いました」 旗手 「名古さんも速いですよ。すべてのスピードが速いですが、中でもドリブルがすごかったです」 名古 「僕の特長は一瞬のスピード。でも怜央は全部速いから」 名古選手「怜央のシュートは別次元。スピードが速くて、すごいシュートを持っているなと思いました」 順天堂大学はサッカーに集中できる環境 名古さんが高3で旗手さんが高2のときには全国高校選手権でベスト8入り。そこから1年後に、再び順天堂大学蹴球部でチームメイトになりました。部活や大学の環境についてはいかがですか? 名古 「ここを選んだのは、当時順大にいた静学の先輩の長谷川竜也さん(現Jリーグ川崎フロンターレ)の存在が大きかったです。でも、一番の理由はプロになるため。サッカーに集中できる環境だと思ったからです。実際に入ってみると、環境面は思っていた通り。授業でも自分の体のことや食事のことを学べるし、サッカーをやっていく中での体のメンテナンスや体作りにも授業の内容を生かせます。先輩からいろいろな話を聞けるのも良かったです」 旗手 「僕も先輩たちの存在が大きかったです。2つ上に米田隼也さん(現V・ファーレン長崎)や原田鉄平さん、1つ上に名古さんがいて、みんな順大で活躍していた。僕も大学で4年間しっかりやればプロになれるという思いもありました」 旗手選手「順大入学を決めたのは、活躍していた先輩たちの存在が大きかったです」 名古 「入る前から連絡をくれたよね」 旗手 「勉強のこととか、色々聞いていましたね。名古さんから勉強はきついと聞いて、でもテストは年に2回やし、頑張ればいいかなって」 名古 「僕も勉強は得意じゃないですけど、一生懸命やってきました。サッカー選手である前に順天堂大学の1人の学生として、勉強はきっちりやる。順天堂大学蹴球部はその意識を高く持っています。勉強でも生活面でも自分を律することができるようにという考えを持っているのが、順天堂大学蹴球部の良いところの1つです」 旗手 「僕も大学に入ってみて、実際に環境は良いと思いました。名古さんが話していたように、蹴球部自体が自分を律することができています。勉強の方は今もテスト前は大変ですが…」 名古選手「勉強でも生活面でも自分を律することができるようにという考えを持っているのが、順天堂大学蹴球部の良いところの1つです」 順天堂大学蹴球部では卒業生であり、元日本代表DFの堀池巧監督の指導を受けられます。これも大きいのではないでしょうか。 名古 「僕が入学した年に堀池さんが監督になったのですが、その指導を受けてから自分自身のサッカーの質も変わってきたと思います。その年の4年生は長谷川竜也さんをはじめ、3人がプロに行ったのですが、身近にプロになっていく人がいて、そういう選手と一緒に試合に出られたのは、自分にとってもプラスでした。それと、僕は元々FWだったのですが、大学2年からボランチで出るようになりました。状況ごとの判断について堀池さんが1つひとつ細かく厳しく言ってくれる、それをきちんと理解しながらやることで伸びました」 旗手 「僕は、堀池さんからオフ(・ザ・ボール)※の動きを指導されたことがありがたかったです。しかもサッカーの質を高めるには、ただガムシャラに走っているだけではダメ。考えてプレーしなければいけません。元々ドリブルばかりだった僕がその指導で変わっていって、今の自分に繋がっていると思っています。思い返すと、下級生の頃は先輩たちがのびのびやらせてくれたという感謝もあります」   ※オフ・ザ・ボール:主にサッカーなどの球技で、選手がボールを持っていない、もしくはボールに密接に関与していない局面のこと。 二人が指導を受けているのは、順大卒業生でサッカー元日本代表DFの堀池 巧 監督 卒業後は二人ともJクラブへの加入が内定 2019年には名古さんが鹿島アントラーズへ、2020年には旗手さんが川崎フロンターレに加入します。 名古 「自分自身ずっと鹿島に行きたいと思っていました。鹿島では1年目から試合に出て、チームの中心でやっていけば、目標である代表のチャンスもあると思います。すごく歴史のあるチームの一員として、責任と自覚を持ってやっていきたいです。ポジションは、大学ではボランチですが、プロではもっと前に出て点を取れるようにしたいと考えています」 旗手 「川崎フロンターレといえば攻撃だと思います。他にはないような、足元の技術を大切にするチームですし、競争の激しいフロンターレで試合に出られれば成長して、代表にもさらに近づけると思います」 順天堂大学蹴球部で学んだことでプロでも生かせるものは? 名古 「僕は体格的に大きいわけではありませんし、どちらかというと頭を使ってサッカーをやるタイプです。試合中に考えること、頭で勝負することは大学に入ってから伸びました。状況に応じたアイディアと技術、考える力、ゲームを追う力を自分の武器としてやっていきたいです」 旗手 「僕はやっぱりオフの動き。フォワードはオフの動きで決まる場合もありますから。技術面ではドリブルやトラップやシュート。パスとトラップの精度はもっと上げていかないといけませんから、残り1年の大学生活の中でもしっかりやっていきたいです」 名古選手「鹿島アントラーズという、すごく歴史のあるチームの一員として、責任と自覚を持ってやっていきたいです」 名古の叱咤で覚醒し、一段上のプレイヤーになった旗手 順天堂大学蹴球部で3年間一緒にプレーしてきた中で印象に残っていることを聞かせてもらえますか? 旗手 「僕は試合中に思うようにいかないことがあるといらいらが顔に出てしまうところがあって、1年の時はそれがすごく激しかったんです。そういうときもよく声を掛けてくれるのが名古さんなのですが、一度、『お前、そんなやったら試合から出ていけ!』と言われたことがあって…」 名古 「覚えてる。明治大との試合だった」(※2017年4月15日、関東大学リーグ前期第1節) 旗手 「その一言ですごく考えさせられました。自分の悪い態度ひとつでチームの士気も下がってしまうし、反対に自分がポジティブなことを言えば、みんながついてきてくれる。まだまだですが、名古さんの一言でみんなのことを少しは考えられるようになりました」 名古 「あの試合では、そこから2点決めましたからね、こいつ」 旗手 「2-0で勝つことが出来ました」 名古 「ただ、あの時は怒りましたが、僕自身は感情が表に出ることが悪いとは思っていないんです」 ピッチ上で爆発的な力を出す世界トップのストライカーは往々にしてその特性を持っていますからね。 名古 「むしろ僕としては、それは日本人に足りないところではないかと思うこともあります。でも、プラスに働くのであれば良いのですが、マイナスに働いてしまうと良くない。怜央には『感情を表に出しても自分のプレーがしっかりできればそれでいい』とも言いました。今ではもう分かっていて、そこは怜央が成長して伸びた部分でもあると思います」 それぞれの夢も、同じ夢も。これからも互いを意識して その出来事から4カ月後の2017年8月には、台北ユニバーシアードで金メダルを取りました。今後はJリーグでの活躍はもちろん、日本代表も目標になるのでは。 名古 「僕はあまり感情を出すタイプではないのですが、ユニバーシアードで金メダルを獲ったときはメチャクチャ嬉しかったです。そういった経験をもう1回したいですし、もちろん今度は日本代表に入ってワールドカップに出たいですね。そこにたぶん怜央も一緒にいます」 旗手 「僕もユニバーシアードでの優勝はすごく嬉しくて、優勝するという気持ちをもう一度味わいたいと思っています。銀メダルだったジャカルタアジア大会では、できる部分とできない部分がハッキリわかりました。今後は東京オリンピックもワールドカップも目標として持っていますが、もちろん、川崎フロンターレで中心的な選手になりたいというのは常に思っていることです。名古さんとはJリーグでは敵同士になりますが、代表では名古さんに後ろでドンと構えていて欲しいなという思いはあります」 名古 「サッカー選手である前に1人の人間としてしっかり成長できたのがこの4年間だと思います。時間の使い方、基本的な挨拶、礼儀を順天堂大学蹴球部でより考えさせられ、身につけることができました」 旗手 「順天堂大学蹴球部というのはサッカー選手である以前に人としてどうあるべきかをすごく求めている部活です。サッカーをやるためだけの部活じゃないというのは、3年間やってきて感じていることです」 あらためて、お互いにどんな存在ですか? 旗手 「正直、名古さんがいなかったら、たぶん今の自分はありません。それぐらい大きい存在です。お兄ちゃんっす」 深い絆がありますね。名古さん、「弟」で大丈夫ですか。 名古 「いいえ、“旗手怜央”です(笑)」 Profile 名古 新太郎 NAGO Shintaro順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科 4年生 蹴球部所属静岡学園高校を卒業後、2015年に順天堂大学に入学。ポジションはMF。高校3年の際は第93回全国高校サッカー選手権で優秀選手にノミネートされた。高い技術と戦術眼が見込まれ、2019年から鹿島アントラーズへの加入が内定している。旗手 怜央 HATATE Reo順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科 3年生 蹴球部所属静岡学園高校を卒業後、2016年に順天堂大学に入学。ポジションはFW。2016年の関東大学リーグでは新人賞を獲得した。スピードを活かしたドリブル突破を武器に、大学サッカー界のナンバーワンアタッカーとして成長し、2020年から川崎フロンターレへの加入が内定している。 この記事をSNSでシェアする And more... 2023.03.30 楽しいから運動する、それが健康につながる。 SDGsにつながる新たなスポーツのカタチとは? 2023.03.22 保護者のフィジカルリテラシーが子どもの運動機会を左右する #スポーツ健康医科学推進機構 #スポーツ健康科学部 #スポーツ庁×順天堂大学リレーコラム #子ども 2023.03.06 幼児期の運動は非認知スキルを伸ばすのに役立つ? #スポーツ健康医科学推進機構 #スポーツ健康科学部 #スポーツ庁×順天堂大学リレーコラム #子ども 2023.02.06 しっかり動ける体が子どもの"正しい姿勢"をつくる #スポーツ健康医科学推進機構 #スポーツ庁×順天堂大学リレーコラム #保健医療学部 #子ども 2023.01.31 大学が持つ資源が市民とプロスポーツをつなぐ【後編:プロスポーツを支える人のファインプレーを発見!】 #スポーツ健康医科学推進機構 #スポーツ健康科学部 #地域連携 2023.01.31 大学が持つ資源が市民とプロスポーツをつなぐ【前編:"支えるスポーツ"の魅力とは?】 #スポーツ健康医科学推進機構 #スポーツ健康科学部 #地域連携 2022.12.27 将来の健康のために、乳児期からできることとは? #スポーツ健康医科学推進機構 #スポーツ庁×順天堂大学リレーコラム #医学部 #子ども 2022.11.29 幼児期の"運動遊び"の経験が、未来へつづく元気な体を育む! #スポーツ健康医科学推進機構 #スポーツ健康科学部 #スポーツ庁×順天堂大学リレーコラム #子ども 2022.10.19 ブラインドマラソンの伴走から広がるスポーツのノーマライゼーション #スポーツを支える #スポーツ健康医科学推進機構 #スポーツ健康科学部 #パラスポーツ #学生×SDGs #教育 #陸上競技 2022.09.20 学生トレーナーが活躍! 硬式野球部で進む"選手を支える"データ活用の最前線 #スポーツ×研究 #スポーツを支える #スポーツ健康科学部 #教育 #野球 Series シリーズ記事 KNOWLEDGE of HEALTH 気になるキーワードをクリック。 思ってもみない知識に 巡りあえるかもしれません。 シミュレーション教育 データサイエンス オートファジー 心臓血管外科トップ対談 野球とデータ 「速く走る」とは? “インクルーシブ“な医療 乳がん治療 難民 医療通訳 これからの介護 臨床検査技師 スポーツの力 フレイル 透析医療 慢性頭痛 医療とジェンダー 橋本大輝 同級生アスリート 解剖学の魅力 スポーツ×ジェンダー平等 やせ女性の糖尿病リスク がん治療 燃えるインターンシップ 双極性障害 ロコモ おしゃべり病理医 カフェテリア ビタミンD不足 “運動と脳”の関係性 子どもの体力 やさしい日本語 インクルーシブ教育 かゆみ アグリヒーリング BCM サルコペニア(筋力低下) ストレッチと肉離れ あとクレ 女性コーチ ゴールボール 健康寿命 救急医療 スポーツと遺伝 日本初のかゆみ研究 AIと医療 関節の痛み フライトナース スポーツドクター 体操 シミュレーション教育 データサイエンス オートファジー 心臓血管外科トップ対談 野球とデータ 「速く走る」とは? “インクルーシブ“な医療 乳がん治療 難民 医療通訳 これからの介護 臨床検査技師 スポーツの力 フレイル 透析医療 慢性頭痛 医療とジェンダー 橋本大輝 同級生アスリート 解剖学の魅力 スポーツ×ジェンダー平等 やせ女性の糖尿病リスク がん治療 燃えるインターンシップ 双極性障害 ロコモ おしゃべり病理医 カフェテリア ビタミンD不足 “運動と脳”の関係性 子どもの体力 やさしい日本語 インクルーシブ教育 かゆみ アグリヒーリング BCM サルコペニア(筋力低下) ストレッチと肉離れ あとクレ 女性コーチ ゴールボール 健康寿命 救急医療 スポーツと遺伝 日本初のかゆみ研究 AIと医療 関節の痛み フライトナース スポーツドクター 体操 シミュレーション教育 データサイエンス オートファジー 心臓血管外科トップ対談 野球とデータ 「速く走る」とは? “インクルーシブ“な医療 乳がん治療 難民 医療通訳 これからの介護 臨床検査技師 スポーツの力 フレイル 透析医療 慢性頭痛 医療とジェンダー 橋本大輝 同級生アスリート 解剖学の魅力 スポーツ×ジェンダー平等 やせ女性の糖尿病リスク がん治療 燃えるインターンシップ 双極性障害 ロコモ おしゃべり病理医 カフェテリア ビタミンD不足 “運動と脳”の関係性 子どもの体力 やさしい日本語 インクルーシブ教育 かゆみ アグリヒーリング BCM サルコペニア(筋力低下) ストレッチと肉離れ あとクレ 女性コーチ ゴールボール 健康寿命 救急医療 スポーツと遺伝 日本初のかゆみ研究 AIと医療 関節の痛み フライトナース スポーツドクター 体操 GOOD HEALTH J ournal untendo Powered by CONTACT[運営元・問い合わせ] Copyright © JUNTENDO All rights reserved.

日本オッズ 188bet88betvui.com ステークカジノのライブディーラーゲームに関する詳細 ... ブレイキングダウンベッド
Copyright ©ブレイキングダウンベッド The Paper All rights reserved.